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PEP for Non-Profit Startup アクセラレータープログラム 第 2 バッチ開講レポート

 

PEP for Non-Profit Startup アクセラレータープログラム (第 2 期) (1)

国際文化会館 政策起業家プラットフォーム（Policy Entrepreneur's Platform、PEP）では、2025 年 9月 25 日より「PEP for Non-Profit Startup アクセラレータープログラム 第 2 バッチ」を開講いたしました。 本記事では、その講義の様子をお届けします。

Non-Profit Startup とは？

スタートアップの手法を利用し、短期間で社会的インパクトの大幅な拡大を目指す非営利団体を、 PEP では Non-Profit Startup（NPS）と定義しています。

従来、市場メカニズムだけでは解決が難しい社会課題には、行政や NPO が取り組んできました。PEPは、ハイグロース・スタートアップのノウハウやソフトウェア、さらに民間や市民による政策提言・政策起業の手法を取り入れることで、短期間で社会的インパクトを急成長させる NPO 、すなわち Non-Profit Startup の実現を目指しています。 

詳細は、 PEP ディレクター馬田による以下の記事や動画をご参照ください。

Non-Profit スタートアップ - 『社会的インパクト』を短期間に急成長させる『非市場領域』でのスタートアップ

プログラムの流れと特徴

9 月 25 日（木）、さまざまなバックグラウンドを持つ、21 名の受講生を迎えオンラインにて第 2 バッチがスタートしました。

初回は「Non-Profit Startup とは何か」という問いから始まり、講義のほか、ブレイクアウトルームで数人に分かれて参加者同士の自己紹介やディスカッションを行いました。

プログラムは毎週木曜日に全 10 回行います。PEP ディレクター馬田や外部ゲスト講師によるレクチャー、ワークショップを通じて、スタートアップの手法、政策提言のアプローチ、ファンドレイジング、生成 AI を活用したプロトタイピングなど、幅広いテーマを扱います。また、今回のプログラムの特徴として、事前に説明動画を視聴し課題に取組んでもらい、講義中には、その課題について受講者どうしでディスカッションをしたり、講義でさらに理解を深めてもらうことを目的に設計しています。

先日実施した第５回目のテーマは、「テック MVP (Minimum Viable Product) 」でした。事前に「生成 AI ツールによるプロトタイピング」について学び、課題としてそれぞれが持つ社会課題に関するプロダクトを生成 AI ツールを使って作成してもらいました。実際にツールを試してもらうことで、さまざまな気づきや疑問も生まれ、最後の質疑応答は活発な場となりました。

オンライン講義では、受講者どうしでコミュニケーションをとったり、グループでの話し合いを進めることがなかなか難しいのですが、回を重ねるごとにお互いを知り、活発にディスカッションをする様子がうかがえます。

全 10 回のプログラム内容

第 1 回
9/25（木）
18:30-20:00
  • Non-Profit スタートアップとは何か
  • ゲストレクチャー：伊藤 次郎様 （特定非営利活動法人OVA 代表理事）
第 2 回
10/2（木）　
18:30-20:00
  • Non-Profit スタートアップの道筋とエンドゲーム
  • ゲストレクチャー：山本 菜奈 様（NPO法人Mobility for Humanity
    共同創業者・共同代表）
第 3 回
10/9（木）
18:30-20:00
  • 社会課題の把握
第 4 回
10/16（木）　
18:30-20:00
  • 政策 MVP (Minimum Viable Product)
第 5 回
10/23（木）　
18:30-20:00
  • テック MVP (Minimum Viable Product)
第 6 回
10/30（木）
18:30-20:00
  • 仮説検証と解決策の概要
第 7 回
11/6（木）
18:30-20:00
  • ピッチの解説
第 8 回
11/13（木）
18:30-20:00
  • 資金調達
  • ゲストレクチャー：小崎 亜依子様 （一般財団法人 日本民間公益活動連携機構（JANPIA）出資事業部長）
第 9 回
11/20（木）　
18:30-20:00
  • 社会的インパクト評価
第 10 回
11/27（木）
18:30-20:00
  • オンライン相互発表会

第 2 バッチ プログラム採択者のご紹介

2025 年 9 月 25 日開講の第2バッチプログラム採択者をご紹介します。（五十音順、公表可能な方のみ）

  • 安家 叶子　 一般社団法人 Japan Climate Alliance 
  • 上杉 桃子 　 認定 NPO 法人 e-Education 
  • 梅澤 昌子  　NPO 法人ゲートキーパー支援センター 
  • 梅本 将輝  　認定 NPO 法人離島経済新聞社（プロボノ）/ 山口県平生町 佐合島
  • 小谷 瑞季  　ミツカルセンセイ（合同会社 Quicken.）
  • 定久 勇吾  　大阪体育大学
  • 佐藤 翔一 　一般社団法人モノの図書館研究所
  • 鈴木 真帆     特定非営利活動法人アイキャン / 大然合同会社
  • 宋 龍平     　認定 NPO ASK 理事
  • 竹田 遥 　    筑波大学人間総合科学学術院人間総合科学研究群 スポーツ・オリンピック学学位プログラム
  • 繋 奏太郎     任意団体あるけ
  • 西川 富之     公益財団法人ハイライフ研究所
  • 林 栄佑         一般社団法人 Empact
  • 古堅 秀都    一般社団法人 SmiRing Ryugaku
  • マルティンメンド 有加      一般社団法人 unisteps
  • 宮越 太郎     ジャパン・プラットフォーム海外事業部
  • 村上 博美     一般社団法人 JSIE / Japan Institute for Social Innovation and Entrepreneurship (米国 503c3)
  • 谷田貝 孝    宮崎大学 地域資源創成学部教授
  • 吉川 亨        公益財団法人フォーリン・プレスセンター

 

PEP では、日本における Non-Profit Startup 発展のため、今後も本プログラムのような取り組みを継続していく予定です。特に、政策やテクノロジーを活用した非営利領域での社会的インパクト拡大にご関心のある方は、ぜひ PEP の X アカウントやニュースレターから最新情報をご確認ください。

 

本プログラムは、米日財団（United States-Japan Foundation）の助成を受けて実施しています。
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