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PEP for Climate Tech
Startup Studio

PEP for Climate Tech Startup Studio は、Climate Tech 領域でのスタートアップの創業を目指す、起業志望者向けのプログラムです。温室効果ガス (GHG) の削減に大きなインパクトを与える、時価総額 1,000 億円超のスタートアップの創業を目指す起業家志望の方を支援します。

 

次の募集は 2025 年 1 月を予定しています。現在事前相談を受け付けています。もし相談がある方は PEP の問い合わせフォームからご連絡ください。

 

本事業の目的

気候変動は大きな社会課題です。気候変動を食い止め、持続可能な社会を実現し、未来の世代へ繋げていくことは、現代を生きる私たち誰もが考えなければいけません。また、こうした状況のもとで気候変動に立ち向かうビジネスの重要性は拡大しており、次世代の一大産業になっていくと我々は考えています。

PEP ではこのような理由から、Climate Tech スタートアップの起業支援を実施することで、世界の気候変動問題解決に寄与することや日本の新たな産業を創出することを目的として、本プログラムを実施いたします。

 

概要

PEP が用意する事業領域リストから、取り組む領域を選択し、それをもとに事業アイデアを創出するプログラムです。挑戦するべき領域の提案、初期リサーチのサポート、定期的な相談・フィードバックを行い、最初の資金調達に足る事業アイデアを作るところまでを支援します。

プログラム概要は以下の通りです。


※ PEP for Climate Tech Startup Studio の内容は改善のために変更される可能性があります。

コース

現在、 2 つのコースを用意しています。いずれのコースも応募フォームからご応募いただけます。

通常コース

本コースは通年で募集しています。

応募要件

以下のすべての条件を満たす方からの応募をお待ちしております。

  • 社会人経験が 1 年以上あること(アルバイトやインターンは除く)
  • PEP が選定する Climate Tech 領域(下記参照)への興味関心があること
  • 1 社で GHG 削減インパクトに大きく貢献する*1、時価総額 1,000 億円以上のスタートアップ*2を作りたいと思っていること
  • 日本での 1 年以内の起業を考えていること、もしくは既に起業していること
  • 起業前であること、もしくは起業していても 3,000 万円以上のエクイティでの資金調達をしていないこと
  • 毎週の個別会議に参加できること
  • 毎週 10 時間以上、起業活動にコミットできる方

*1:年間の CO2 排出削減量が 100 万t-CO2e 以上であること
*2:スモールビジネスではなく、短期間に急成長する企業のこと

※ご自身の技術力の有無は問いません。ビジネスサイドの方でも、テーマや技術に関する調査と行動ができるのであればご応募可能です。

通常コース説明資料・動画

通常コースの詳細は以下の資料、および動画をご覧ください。

 

 

EIR コース

選抜された方々に対して月 50 万円を最大 10 ヶ月間(フェーズ2の期間中)提供することで、起業準備に集中していただけるよう支援します。(本コースは東京都の助成金を受けて、期間限定で開設しています。)

※ EIRコースは現在応募者の募集をしておりません。
 次回の公募は2025年1月ごろを予定しております。
 

応募要件

以下のすべての条件を満たす方からの応募をお待ちしております。

  • 社会人経験が 1 年以上あること(アルバイトやインターンは除く)
  • PEP が選定する Climate Tech 領域(下記参照)への興味関心があること
  • 1 社で GHG 削減インパクトに大きく貢献する*1、時価総額 1,000 億円以上のスタートアップ*2を作りたいと思っていること
  • 日本での 1 年以内の起業を考えていること、もしくは既に起業していること
  • 起業前であること、もしくは起業していても 3,000 万円以上のエクイティでの資金調達をしていないこと
  • 毎週の個別会議に参加できること
  • 毎月 125 時間以上(毎週31 時間以上)、起業活動にコミットできる方
  • 東京都での創業を明確に目指していること(東京都での登記、もしくは主たる活動場所が東京都)
  • EIR コースの公募要領を一読していること

*1:年間の CO2 排出削減量が 100 万t-CO2e 以上であること。測定については PEP からガイドを提供する。
*2:スモールビジネスではなく、短期間に急成長する企業のこと

※ご自身の技術力の有無は問いません。ビジネスサイドの方でも、テーマや技術に関する調査と行動ができるのであればご応募可能です。
※本プログラムは起業初期~最初の資金調達を支援することを目的とするプログラムであるため、助成金・補助金・株式・賞金等の形で 3,000 万円以上の活動資金を調達した段階で、支援期間内であっても契約を終了させていただきます。その際には、支払った金額の返還は求めません

EIRコース説明資料・動画

EIRコースの詳細は以下の資料、および動画をご覧ください。

 

 

 

 

応募と選考プロセス

参加をご希望される方は、Google Forms からご応募ください。

応募はこちら

 

採択者名は原則 PEP のホームページで公開いたします。
ただし、公表することで、採択者に不利益(本業への影響等)が発生するような場合は、例外として非公表といたします。

領域

以下のような領域で、GHG を大幅に削減 (年間100 万t-CO2e 以上) できる、フルスタックに近い形でのスタートアップを想定しています。

太陽光発電
  • これまで敷設されていなかった領域(農地、道路、壁など)への急速かつ大規模な敷設
  • ペロブスカイト等の新しい太陽電池の開発ならびに急速な普及
  • 国内での大規模な太陽光パネルの製造
浮体式洋上風力発電
  • タービンと浮体の一体型浮体式洋上風力
  • 全く新しい形式(クラスターなど)の浮体式洋上風力
地熱発電
  • 2035 年までに $45/MWh を達成できる Enhanced Geothermal System (EGS) 
燃料
  • 2035 年までに、従来より 85% のコストを下げられる SAF のビジネスモデルと技術の開発
  • 2035 年までに、従来より 85% のコストを下げられる e-fuel のビジネスモデルと技術の開発
ビルディング
  • 大規模かつ短期間に住宅やビルの断熱性能を上げるビジネスモデルと技術の開発
ネガティブエミッション
  • $100/トンを 2035 年までに達成できる DACCS/BECCS システム
LDES
  • LiB より安い値段で実現できる長期エネルギー貯蔵システム (10+ 時間)
地中水素
  • 地中水素の特定と採掘
産業用熱
  • 新しい鉄の製法
  • ハーバーボッシュ法の置き換え
  • 環境に優しい芳香族化合物の生産法

FAQ

技術者や研究者ではないのですが、参加できますか?

はい、可能です。ただし、技術や特許などを自分で勉強する必要があります。

技術力や研究シーズが自分にはありません。研究者を紹介してもらえますか?

エンジニアや研究者の直接の紹介は基本的にできませんが、研究者のリストアップはお手伝いするほか、探すお手伝いを行います。

遠方に住んでいます。オンラインでの参加は可能ですか?

必要な行動量を満たしていただけるのであれば、現在はオンラインでの参加を可能としております。

Is it possible to participate in the program in English?

Yes, but most participants are Japanese speakers and meetings are conducted in Japanese as well. Also, you should write applications for some of the targeted grants in Japanese.

If you are still interested, please apply.

社内の新規事業のアイデア創出のために参加することはできますか?

いいえ、独立起業の方を対象としています。子会社も対象外です。

途中でプログラムから退出するときにペナルティはありますか?

いいえ、特にありません。

参加に費用はかかりますか?

いいえ。プログラムは無償で提供されます。

このプログラムで見つけたアイデアで起業することになった場合、PEP に何か権利が発生しますか?

いいえ。PEP 側に権利が発生することはありません。

ただし起業のアイデアの元となっている技術シーズの知財が各組織に属する場合は、その組織の知財の扱いに従います。

1度不採用となった後、再度応募をすることは可能でしょうか?

はい、可能です。ただし、志望理由やご状況が変わっていない場合には再度不採用になる可能性が高いため、ご注意ください。

通常コースと EIR コースを併願することは可能ですか?

はい、可能です。ただし、両方とも審査を通過した場合にはどちらかのコースのみでの採択となります。

当プログラムの担当スタッフ

 

馬田 隆明 (1)

馬田 隆明
PEP ディレクター

日本マイクロソフトを経て、2016年から東京大学。東京大学では本郷テックガレージの立ち上げと運営を行い、2019年からFoundXディレクターとしてスタートアップの支援とアントレプレナーシップ教育に従事する。


蛯谷 夏海
PEP プログラムオフィサー

株式会社経営共創基盤にてコンサルティング業務に従事後、東京大学 FoundX にてスタートアップ支援業務に携わる。
2024年3月より現職。

東京大学大学院修了。