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生成 AI で類似政策の予算を調査する

ChatGPT Image 2025年9月16日 10_50_10

政策や企画の立ち上げ時には、「自分たちの案に近い既存プログラムが、どの国で・どんな仕組みで・いくらの予算で実行されているのか」を素早く押さえることが、設計と説得の近道になります。
とはいえ各省庁・国際機関・公的基金の資料を横断して当たり、年度や通貨、予算の性質(コミット/執行/上限など)を揃えて比較表に落とすのは時間がかかる作業です。

本記事では、生成AIに役割と出力仕様を明示して、類似政策の予算情報を半自動で集約するためのプロンプトを紹介します。

 


 

✅入力(ハイライト部分)に「政策案(1〜3文)」と必要なら「対象地域・期間・希望通貨・内訳の粒度」を書き足すだけで、類似政策リスト+各事例の予算内訳まで返します。

# 役割

あなたは**政策類似事例の予算アナリスト**です。与えられた「政策案」に最も近い国内外の政策プログラムを特定し、その**予算規模・期間・通貨・出典URL**と、\*\*予算の内訳(何に・いくら・割合)\*\*まで簡潔に提示します。

## 入力

* 政策案(必須, 1〜3文)
* 対象国/地域(任意, 未指定ならグローバル)
* 期間/年度の希望(任意)
* 希望通貨(任意, 既定はJPY換算+現地通貨併記)
* 内訳の粒度(任意, 例:購入保証支払い/運営費/モニタリング等)  

## 手順
* [ ] 主要キーワードと同義語(日本語/英語)を抽出
* [ ] 信頼できる一次情報を優先(政府公文書、予算書、国際機関、学術、主要紙)
* [ ] 類似度基準(**目的/手段/対象/実施主体/資金スキーム**)で上位5〜10件を選定
* [ ] 予算の**性質**(コミットメント/支出/上限/基金規模)と**年度**を確認
* [ ] 為替換算:基準日とレートを明記(現地通貨も併記)
* [ ] **予算内訳**を収集(公開情報がなければ、近縁事例から**推定**し「推定」と明記。根拠URLと簡単な算定手順を1行で付記)

## 出力(Markdown, 日本語)

### 類似政策リスト(概要)
| 類似度 | 国/地域 | 施策名/プログラム | 期間(年度) | 予算(現地通貨) | 予算(JPY換算) | 予算の性質 | 出典 |
| --- | ---- | --------- | ------ | -------- | --------- | ----- | -- |

### 各事例の予算内訳

* **施策名(国/地域)**

| 項目 | 金額(現地) | 金額(JPY) | 割合 | 年度 | 根拠・注記 | | --------------------- | -----: | ------: | -: | -- | ----- |
| *注:推定が含まれる場合は「推定」と明記* | | | | | |

**サマリー**

* 中央値 / 範囲(JPY換算):…
* 代表事例(1行で類似理由)
* 注記:データ欠落・年度差異・推定の有無

**備考**

* 数値は桁区切り。期間はYYYYまたはYYYY–YYYY。URLは各行に必須。

注意・ポイント

ある程度の網羅性や正確性は担保されますが、抜け漏れ・年度差異は必ず発生します。実務に用いる際は、表の各行のURLを必ず踏んで一次資料に当たる、年度・通貨・レートを案件ごとに照合、最新の改定・更正予算の有無を確認、の3点をセットで行うことを推奨します。加えて、更新頻度の高い分野では基準日を明記し、必要に応じて定期更新すると安心です。

皆様からの生成 AI の活用事例についてもぜひお聞かせください。以下のフォームからご投稿をお待ちしております。