PEP Talk『タクティカル・アーバニズム』 - 編著者・監修者の泉山塁威先生に直接インタビューで深掘り!を公開しました。
筑後市 出張ワークショップ実施レポート
政策起業家プラットフォーム(Policy Entrepreneur's Platform、以下 PEP) は、2025 年 8 月 7 日に、筑後市役所にて出張ワークショップを実施いたしました。
本出張授業の位置付けと狙い
今回出張ワークショップを実施させていただいた筑後市は、現在市庁舎の建て替えを計画しており、その設計に筑後市で生活している生徒・学生のみなさまの声を反映させたいということで今回の企画が実現しました。庁舎建設という市役所の大きな事業がどのように動いているのかを知り、そこに生徒・学生ならではの視点を入れて考えていただく、というワークショップ設計を目指しました。
授業構成および実施所感
午前中は現在の筑後市役所と、直近新市庁舎への建て替えが完了した八女市役所を見学しました。午後のワークショップでは、そこでの気づきを踏まえて、現庁舎の課題や新庁舎に期待することをグループごとにディスカッションし、最後に発表をしていただきました。
短い時間の中でも積極的にグループワークに取り組み、生徒のみなさま自身の普段の経験や見学で感じたことを元に理想的な市役所のあり方について検討されている様子が印象的でした。
発表の際には、西田 正治 筑後市長はじめ、筑後市役所の職員の方々にも多数お越しいただき、参加者のみなさまは各グループの作成した新市庁舎への提案を発表しました。
市役所に来るのはほぼ初めて、という参加者の方々もいらっしゃいましたが、非常に短い時間の中で、生徒・学生ならではの視点も取り入れた意見や提案を作り上げていただきました。
参加者からの感想(一部)
- 自分が住む筑後市のことを一緒に考えさせていただき嬉しかったです。想像がつかなかった豊かな考えや策を知れたのも面白かったです。今日の考え方を生徒会でも使わせていただきたいと思います!
- 今回のような、学生や生徒の学びの機会になり、さらに市のためにもなるワークショップや取り組みをもっと沢山開催してほしいと感じました。私自身が住む筑後市が抱える問題を知り、解決策として自分の意見を発表するというのは、すごく貴重な経験でした。この経験を、今回参加出来なかった学生や生徒にも味わってほしいと思います。
- 新しい庁舎建設のために、こんなにも前から議論をしているのが意外で印象に残った。
- それぞれ違ったアイデアが出てきて面白かった。世代が違う人の意見が新たな学びになった。